【BG3】パッチ8追加サブクラス雑感

2025年4月21日

傑作CRPG【Baldur’s Gate 3(バルダーズゲート3)】について。
2025/04/15に追加された新規サブクラスの感想です。

バード:惑わしの楽派

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ストレステストの微妙な性能のまま実装された。

声援の装いで味方全体に一時HPを大量に付与できたり、威厳の装い:命令でひたすら命令実行ができるがそれだけ。

知の楽派(技能&言葉の刃)や剣の楽派(追加攻撃&刃の美技)のような目立つ強さがない。
シングルでもマルチでも出番はあまりないだろう。

バーバリアン:巨人の道

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投擲ビルドと相性が非常に良いサブクラス。
特に元素の凶刃で好みの武器を投擲化できるようになるのが目玉能力。
通常アクションで2回投擲 → ボーナスで巨人の側面(キック攻撃)or 強力な投げ(敵投げ)と各アクションを無駄なく使っていけるのが〇。

投擲バーサーカーがライバル。バーサーカーは非常に完成度が高いビルドなので、どちらを採用するか悩ましい。投擲がメインの攻撃手段になるので、どうしても味変程度の違いにしかならず新鮮味に欠けるか。

クレリック:死の領域

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超早熟タイプの領域。
Lv1の時点でリソース消費なし命を刈り取る者+とむらいの鐘(or 骨凍え)で2体攻撃できるのが強い。
術師系はLv4までは「死領域Lv1+本来のクラス」みたいな形にしてしまってもよい(Lv5になったらリスペックして3呪文を優先する)。

ちなみに新規初級呪文の爆裂する腱、とむらいの鐘は他領域でも習得可能。

死霊耐性を無視する逃れえぬ破壊など死霊術周りにいろいろテコ入れをされているが、どうやっても光輝ダメージ関連ビルドに勝るのは難しい
特に中盤2章から光輝弱点の敵が大量に出現するので、どうしても他領域のクレリックに見劣りをしてしまう。死領域クレリックも護りの霊を覚えるので、光輝デバフ装備を使えば普通の光輝ビルド的な動きができる。ただそれをしちゃうとこの領域のアイデンティティが・・・

ストーリーロア的にはシャドウハートにぴったりの領域が追加されたのは嬉しい。

ドルイド:星の円環

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非常に完成度が高い術師系のサブクラス。
星座形態は自然の化身コマンド内に存在するが呪文使用制限等はなし。星座を宿しながら呪文や特殊アクション(後述)を使って戦うことになる。

星座3形態ともにリソース消費なしのボーナスアクションコマンドが追加される。術師はボーナスを使う機会が少ないので非常に相性が良い。3形態それぞれ便利アクションが追加される。特に弓使いの輝きの矢と龍の眩いブレスは普段使いにはかなり便利。

また星界図(導きの矢)と星読み(判定バフ/デバフ)の2つの新規リソースも中々便利。

光輝攻撃を持っているので光輝ビルドも可能性がありそう。
龍はLv2の時点でリソース消費なしの範囲攻撃(前述)、集中維持の強化を取れるのでマルチクラスの価値が高い。問題は10+2だとLv6呪文が習得できないこと

ファイター:アーケイン・アーチャー

魔法効果を弓矢で射出できる遠距離魔法戦士サブクラス。
ストレステストよりも秘術射撃の回数が増加したのでかなり使いやすくなった
ちなみに秘術射撃の追加効果の難易度(成功率)はINTに依存している。そのためこのサブクラスを選ぶ場合はDEX(遠距離攻撃ロール)とINTが重要となる。

(このサブクラスだけではないが)弓攻撃ビルドは序盤からタイタン弓+巨人棒のセット運用が使えるのが利点。装備の恩恵が大きすぎて普通の前衛よりも火力は上になりがち。

ただし、弓攻撃バトルマスターとの差別化はあまりできていない。どちらも(多少の差異はあるものの)特殊効果付きの攻撃を連発できるので似たような使用感になってしまうと思われる。

モンク:酔拳門

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アルコール(酒)と強い関連性があるサブクラス。
アルコールは簡単に入手できるので、入手性で困ることはない。

性能は若干トリッキーで、
陶酔の一撃で攻撃して盛り上げ役をスタックさせる。
・盛り上げ役を消費してしらふの目覚めで大ダメージを与える。
と言う流れになるが、ぶっちゃけそこまで強くない

単純に火力でいえば酔拳の技(連打互換の技)を使えが、それなら開手門の下位互換になってしまう。
盛り上げ役の防御面を期待するにしても、ACボーナスは対酔っ払いにしか発動しないので効果が薄い。

RP用か?

パラディン:鎮護の誓い

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パラディンは基礎能力が高いのでこいつも普通に強クラス。
特に言うことはないが強い。まじで強い。

敢えて言及するなら
誓いチャージ消費で10ターンの間攻撃ロール+2~4の大義の明晰が序盤から使えて強い(Lv3習得)。
味方を庇う神々しき忠義は少し挙動が特殊なので注意。詳細はリンク先参照。

レンジャー:スウォームキーパー

3種類の群れを使役する自己バフ攻撃型のサブクラス。
どの群れも共通で
・レンジャー攻撃時に追加ダメージ
・レンジャー攻撃時に状態異常追加
・レンジャー攻撃時に本人を瞬間移動
のどれか1つを選んで発動できる。どれか1つだけというのが微妙なポイント
リソース消費なしで毎ターン使えるのはありがたいのだが、いまいちインパクトに欠ける。

近接武器型と遠距離武器型どちらも採用できるが悩ましい。

ローグ:スワッシュバックラー

接近戦が得意な軽戦士型サブクラス。
近接攻撃時に有利がなくても(不利じゃないなら)急所攻撃が発動するのが強み
またボーナスアクションで殴れて有利を得られる各種卑劣な手を習得するので攻撃面はかなり使い勝手が良い。
有利なしでも急所攻撃が発動するが、基本は卑劣な手(自己有利) → 近接急所攻撃(有利で高命中)という流れで攻撃することになる。

ちなみに各種卑劣な手の追加効果の成功率は魅力(CHA)に依存する。そのため魅力を上げるという選択肢がでてくる。
一見無駄なように見えるが、魅力を上げることで会話系技能に強くなり、ローグは技能強化を4つ取れるため操作キャラ(主人公)としての適性が高い。鍵開けもローグが担当するはずなので技能面で非常に重宝するようになる
さらにLv11のクラス共通技能「確かな技術」で習熟技能のダイスが10以上確定になるので技能面では別格に使いやすくなる。

ただし、アサシンの確定クリティカルのようなダメージ向上特徴はないので一撃の威力にはやや欠ける。また他前衛職が2回攻撃をするようになってくるとダメージ期待値も劣るようになる。純粋なダメージソースとしてはやはり純前衛職に見劣りする。

ローグでありながら前衛で立ち回りやすいことが利点。
シングルクラスで育ててもそれなりにやっていけ、重要技能もカバーできるため初心者向けかもしれない。
バード?知らないねぇ。

ソーサラー:影の魔法

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汎用タイプの術師クラス。
すべての特徴が地味だが優秀。シングルで育てても強いでマルチしても強い。
特にLv1マルチで墓場の力(食いしばり)+暗視24m+ソサ呪文Lv1が取れるのが便利。
ベースがソーサラーなのでシングルで育ててもちゃんと強い。

パラディン同様にベースクラスの基礎能力が高いので普通に強クラスの一角。

ウォーロック:ヘクスブレード

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武器で戦う前衛・中衛系サブクラス。
追加攻撃は削除されている(剣の契約深化で別途追加攻撃を習得する必要あり)。

Lv1で習得する魔剣の戦士&呪い武器呪縛のセットが非常に強力。
武器を呪文詠唱能力(CHA)で使用できるようになるので、STRやDEXを切り詰めることができるようになる。
また攻撃時に確率で対象にヘクスブレードの呪いをかける。発生率はランダムだがリソース消費なしで発動するのが強い。

定番のパラディン+ウォーロックがさらに使いやすくなる。
Lv1だけ取ってエルドリッチナイトとマルチするのもあり。

ウィザード:ブレードシンガー

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武器で戦う前衛・中衛系サブクラス。
(こちらはちゃんとLv6で追加攻撃を習得する。)
唸る剣が弱体化されたのが残念。ちなみに唸る剣は汎用初級呪文なので他クラスも習得可能。

刃の歌 → 何回か攻撃 or 呪文詠唱 → クライマックス、の流れが雑に強い。刃の歌中はACと集中判定が強化されるので前衛を張りやすいのも〇。序盤から簡単にACを補強できるので普通の前衛よりも回避率は高くなる。ただし、クリティカル無効装備(1章で拾えるアダマン装備)が使えないので不意の一撃で瀕死になりがち。

シングルで育てると追加攻撃とLv7呪文を使えるので決して弱くはない。
ただし、装備制限がけっこう厳しくシステムをある程度理解していないと扱いづらいかも?